フォニックスに加え、Gifu KidsではActivity-Based Learning(ABL)という新しい教育方法を試みています。
ABLとは、幼い子供達に自然なコミュニケーションを学んでもらうために、順序立てられたレッスンを通して英語を教える方法です。ABLは学習者中心の教育法で、意味のある自然な形でのコミュニケーションを学ぶことに焦点を当てています。ABLのレッスンは、よりよいコミュニケーション能力を身につけるためにひと続きになって作られていて、語彙、文法のテーマを軸に学習できるようなしくみになっています。さらに、言語能力の確かな習得、より深い理解をめざしています。個々のレッスンはその前のレッスンを基にしていて、学習者に自信を持たせながら、課題をこなすのに必要な練習をしていく形になっています。段階が進むにつれ、レッスンは徐々に難しくやりがいのあるものになっていき、学習者の言葉もより自然な流暢なものへとなっていきます。レッスンは学習者を中心に意味に焦点をあてて作られているため、聞いたり話したりなど言葉を使ったコミュニケーションも、また言葉を使わないコミュニケーションも同時に身に付くようになっています。
ABLの目的は、このような順序立てられたレッスンによって、学習者のコミュニケーション能力や物事をより深く考える力を育成することです。プログラムの中のそれぞれの段階で学習者の認知能力を高め、同時に物事を考える力も養っていきます。ABLは、学習者に身につけてほしい言葉のつくりを実際に使わせることによって、コミュニケーション能力を養いながら、英語がどのように使われているのかを理解してもらえるよう様々な工夫をし、言葉を学ぶのに必要な練習の場を提供します。英語を実際に使う機会を与えられることによって、学習者は言語への理解や貴重な知識を体得し、身に付けていくことができます。言語学習の研究で名高いJack C. Richards (ジャック・リチャーズ)とTheodore S. Rodgers (シオドア・ロジャーズ)も「アクティビティー(活動)は言語習得に必要なインプット処理とアウトプット処理の両方を提供する」と述べています。
物事を考える力を養うための授業を、教科書の著者Chuck Sandy (チャック・サンディー)教授は、「言語技能を学んでいく段階」の過程と呼んでいます。その中で、ABLでは発想やアイディアの出し合い、物事を観察すること、意味を理解するための話し合い、情報を聞き出すこと、答えることなどの主なコミュニケーション術を使うよう学習者に教えています。例えば、情報を提供しあう課題においては、学習者はお互いに質問したり答えたりというコミュニケーションの方法を学びます。順番を決めたり分類していく課題においては、自分の意見を主張し、どうしてそう思うのか理由を述べることを学んでいきます。また、授業の復習においては共に学んだ語彙を一緒に思い出すといった作業をします。こういった課題をこなしていくレッスンは内容も濃く、おもしろく楽しいものになっているため、学習者は言葉を並べ替えて、言葉の仕組みを見直しているにもかかわらず、それに飽きることなく続けることができます。レベル別になっている最新の方法を使いながら、ABLは記憶や理解というおきまりの段階を超えて、学習者の物事を考える能力と言語能力を、応用、分析、審査、創造、共有というさらなる段階へと導きます。このように、ABLは学習者に学んだことを振り返りながら物事を考え、かつ積極的に参加してもらえるよう手助けします。